ヨガに対する誤解第一位。
Q.体が硬いとヨガはできない?
A.いえ、できます。
体を自分の意思で動かすことができれば、体の柔軟性に関わらず、ヨガ(のポーズ)は小さなお子様からご年配の方まで、誰にでもできます。
ただし、いきなり

a picture from 「ヨーガバイブル」
こんなポーズは、よっぽど生まれつき関節が柔軟でない限り、まあできません。ちなみにわたしも今このポーズに至る過程を練習してるところで、写真のような完成形のポーズは、残念ながらまだできません。ごめんなさい。
わたしがヨガインストラクターを志した時から、日々、さぼりつつも練習しているのは、じつは、ヨガのポーズではなく、正確にはこの「ポーズに至る過程」です。
ヨガの醍醐味は、完成形のポーズをとることではなく、あるひとつのポーズが楽々と、気持ち良く、安定して出来るようになるまでの、その「過程」にあるとよく言われます。
この「過程」は、
「自分の体と向き合い、体を感じ、体を知るための時間」と言い換えることができます。
物事には然るべき順序があり、万物は常に変化しているということ。
ヨガの練習をしていると、
自分の体をとおして、
そんなことに気づかされます。
ヨガのレッスンを、週に一度くらいのペースで受けていると、たとえば、今日は先週と比べてふくらはぎの後ろがつっぱるな、とか、首が回りにくいな、とか、
逆に、前屈が深まりやすいな、とか、肩こりが楽だな、といった体のわずかな変化を丁寧に受け取ることができるようになっていきます。
体の声が聴こえるようになります。
いま現在の自分の体の状態を、ありのままにさらけ出すことが、ヨガのポーズが持つ効果・効能のひとつ。
わたしたちはお医者さんのところに行くとまず「問診」を受けますが、
ヨガのマットの上で行うことは、自分が自分に対して行う「問診」にすぎません。
マットの上で行うヨガは、一言でいえば、
「自分のいまの状態を知り、自分をありのままに認める」ことです。
決して、ほかの人と比較して、体が硬い・柔らかい、前屈や後屈が深い・浅い、ポーズがカッコいい・そうでもないなどと自分や他人をジャッジ(判断・区別)するためのものではありません。
向き合い、比較する相手は
常に、自分自身であることに
ヨガを続けていくと、誰でも
自然と気がついていくものだと思います。
だからどうぞ、安心して、
体が硬いからヨガはちょっと、、
なんて言わずに、
ぜひ一度ヨガにチャレンジしてみてください♥︎
自分のヨガのクラスをとおして、わたしは、ご参加くださる方に、「ヨガのポーズにいたる過程」に丁寧に取り組んでいただき、ご自身と向き合い、ご自身のありのままを認め、受け入れることができる時間と空間を提供できたらいいなぁと思っています。
ヨガをはじめるうえで必要なのは、
体の柔軟性
ではなく、
ありのままの自分と向き合う覚悟
ただそれだけです☻♬✳︎
Chisato
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