2014年2月22日土曜日

ライオンキング 名言


ディズニーアニメ、ライオンキング。

だいすきな街ニューヨークのブロードウェイで観た舞台は圧巻でした。


 



I miss New York City so bad.



ラインキングのアニメは小学生のころからよく家で観ていました。
主題歌、Circle of Lifeを聞くと元気が出ます。

最近、アニメを改めて観たときにぐさっと刺さるシーンがあったのでご紹介。


まずはここ。
主人公のライオン、シンバがおさるのラフィキ(王国の祈祷師)に導かれるままに、草原の水たまりに映る自分自身をよ~く見つめると、そこに元国王である亡き父ムファサが亡霊として現れ、自分の本来の使命(王位継承)を放棄してハクナマタタ~と呑気に唄うシンバの目を醒まさせるシーン。

答えは、いつだって、自分の内側にある。ということを教えてくれるシーンです。
ヨガの先生の役割は、このラフィキみたいなもので、生徒さんが自分自身に向き合うきっかけを与えることだと思っています。

このシーンは、ヨガ的には、本来の自分を見失って違う自分を演じている人(シンバ)が、グル※(ラフィキ)と出会い、瞑想(水たまりに映る自分を見つめる)を推奨され実践してみると、その人はまず今の自分自身を静かに観察することからはじめ、じょじょに深い瞑想状態に入り、イーシュワラ※(ムファサ)と出会い、本来の自分の役割(サンカルパ※)を思い出し、果たしていく、という一連の意識の覚醒の流れとして見ることができます。

※グル=師匠、先生  ※イーシュワラ=世界全体、自在神、創造主
※サンカルパ=この世に生まれてくる前に決めてきたこと(決意)。自分が持ちうる意思、誓い、願いのようなもの。


では実際にこのシーンを観てみましょう。英語版です。
 
http://www.youtube.com/watch?v=O7fXfCZ4sB4

"Look inside yourself Simba. You are more than what you have become. You must take your place in the circle of life." (自分を見つめろシンバ。今のお前は本当のお前ではない。生きるべき世界で、役目を果たせ)
"Remember who you are"(思い出せ お前が誰かを). by亡霊ムファサ


自分が誰かを「忘れる」、自分の役割を「思い出す」ということはつまり
誰しも自分自身が誰であるか、何であるか、ということをもともと知っている、記憶している、ということ。

「自分がわからない」人はひとりもいないのだと思います。




つぎ。
上のシーンの続き。

目が覚めたシンバは「風向きが変わった」と言います。ラフィキは「変化はええもんだ」と言います。

しかし、叔父スカーの策略とは知らず、父ムファサは自分が原因で亡くなったと思い込んでいるシンバは、その過去を思い出すたびに罪悪感で胸が痛み、過去と向き合うこと、つまり自分と向き合うことが怖くてたまらなくて、王国に戻って王位を継承する勇気が出ないでいます。

そんな、過去にとらわれ罪悪感にさいなまれ弱音を吐くシンバにラフィキが喝を入れるシーン。

http://www.youtube.com/watch?v=dZfGTL2PY3E

"It doesn'r matter, it's in the past.
Past can hurt but from the way I see it, you can either run from it ...or learn from it."
(もう過去のことだ忘れるんじゃ!過去は痛むもんじゃ。でもお前はそこから逃げ出すことができる。それに、学ぶことも。)Byラフィキ


過去にしがみつくのも、過去から逃げるのも、過去から学ぶのも、自分。

先日のマスター・スダカーのハタヨガ講座で、なにかにこだわったりしがみついたりすると、どんどん人は背中を丸めこんでそれを離すまいと猫背になり、また、自分が傷つくことを恐れると、同じように背中を丸めこんで自分を守ろうとして、その姿勢で固まってしまうと教わりました。

背骨を動かし柔軟にするヴィヤガラーサナ(トラのポーズ)が心の執着の解放につながる所以はここにあるみたいです。


自分としっかり向き合うことの大切さ、
過去に居座らず、過去から学んで、今に活かすこと。

そんなことを教えてくれるライオンキングのお気に入りのシーンのご紹介でした♡

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